SNSでもちょっと話題になった「観音電車」はご存じでしょうか?
弊社が企画デザインを担当させていただきました。
車体に大きな観音様、観音菩薩様や二十八部衆、障壁画の画像を、
電車の内装・外装にあしらっています。
吊皮にもこだわり、木板に直接印刷する技術で作成しています。
そして内装にはすごくこだわりました。
車内の装飾についてはSNSで「怖い…」「子どもが泣く」と呟かれておりましたが、
ちゃんとコンセプトがあるのです。
天井は「多くの人々を救う慈悲」と、
「力の広大さ」を表す千手観音菩薩様の手をモチーフに、
観音様が天から手を差し伸べているイメージで制作しました。
何度も嵐電さんの車庫に通い、装飾を担当してくださった方にも
「施行するの怖いなあ…」と呟かれながら吊り下る手の位置、サイズなど確認させていただきました。
千手観音菩薩様の手は、それこそ手作業で職人さんが一枚一枚カットしてくださいました。
そしてこの企画案を通してくださった、仁和寺様、嵐電関係者様の懐の深さのたまものです。
皆さんのご協力によって出来上がりました「観音電車」。
この不思議空間を是非一度味わってみてください。
12月8日まで期間延長で走っています。